大人バレエの面白さとは

バレエは幼少から始めるもの、という固定観念が薄れて随分経ちます。今や、何歳からでも始められ、また受け皿も増えています。オープンスタジオ、フィットネスクラブ、愛好会・・・大人は自分の意思において生活環境や年齢、体調などにあったレッスン場を自由に探すことができます。

バレエは成人の習い事や趣味の一つとして、確立されていると思います。

大人バレエの「面白さ」は、ある意味「辛さ」と表裏一体です。

バレエで必要な骨格・柔軟性・変化を受け入れるだけの身体的余裕がネックとなり、なかなか思うように進みません。特に日本人は勤勉で真面目なため、自分のできない部分やダメな部分に焦点を当てがちです。大人であるがために完璧を求めすぎます。

しかし、ダメな部分も多いけれどダメではない部分も必ずあるもの。そちらの方にスポットライトを当てるのが上達の近道と考えます。

大人バレエの需要が多い今、教師の「成人から開始した人に教える」スキルも上がっています。それらの独自のアプローチにより、大人からでも十分上達の道は開けています。そしてそれに加え大切なことは、習う側の意識ではないでしょうか。

ダメな部分を数えるのではなく、できることを数えていく。ダメな部分は今後の進歩の楽しみと捉える。そして、自分が変わることへの欲望を持つということです。これらは年齢に関係なくできることで、どんな条件の人でも今すぐに始められることであると考えます。

柔軟性がなかったら家で15分のストレッチを習慣にすれば良いし、筋力が足りなかったら家でできる筋力トレーニングの方法を先生から教われば良いのです。方法はたくさん提示されているはずですが、大人は言い訳が多いのも事実。それら努力が面倒になると、「骨格条件が悪い」だの「仕事が忙しい」だの「年齢」だのと逃げ込みます。

バレエは楽しいけれど、「楽」なものではありません。しかし、そこが魅力でもあるのです。大人は頭で理解ができます。体は脳が動かすものですから、絶対に上達できるはず。今までの身体についた習慣や行動習慣を、一度リセットするつもりで臨めば、バレエはとても楽しいものになり、鏡に映った自分は数ヶ月前の自分とは違っているはずです。

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